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2010/01
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ワンタン事件  ~事件から1ヵ月後~
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」(by 魔女の宅急便)
この一文で、勘のよいお方なら今回の記事の全容が読まずともわかるであろう。

年末に遭遇したワンタン事件。
2009年で1番やるせない瞬間だったことは言うまでもない。
ところが、おおよそ1ヶ月経過したある日、事件は突如終焉を迎えることとなった。






ワンタン事件の後もカナシミは連鎖し、職場に通うバスに乗ると「中国語のマネをしてからかわれる」、「手で目を吊り上げてキツネ目のマネをしてくる」等、こともあろうにバスの職員にこんな仕打ちをされたりもした。

出勤時は「今日こそは嫌な目に遭いませんように」と祈りながら出かけ、
休日は休日で外出がなんだかためらわれ、自宅を溺愛する傾向にますます磨きがかかる1月だった。

しかしながら、怒りも悲しみも情けなさも20パーセントくらいにおさまってきたので、
同僚2人にこの悲しい事件を話してみた。

2人は
「ほっときなさい、無視よ、無視!」
「エクアドルは男性社会だから、女性に対しては何を言っても許されると思ってるのよ!」
「無教養者が多い。」
「ロバって言ってやりなさい!」etc
いつも通り、1言えば10返す反応。

驚いたのはその後。

私が同僚達に伝える仕事の連絡事項(いわゆる申し送り)はたいていのことが通ってないのだが、
この事件のことをほとんどの同僚が知っており、ドンマイ!的ななぐさめをしてくれた。
「すごいなー。」、「みんな日本人ボランティアのことを気にかけてくれてるんだなー。」から始まり、
自分なりの豊かな想像力で「ひょっとして私って愛されてるぢゃないかしら。。。」なんてところまで至りそれなりに満足していた。

ほんのちょっとだけエクアドル男性イヤイヤ症もおさまったところで、JICA関係の行事でほぼ1週間職場を空けた。

1週間ぶりに職場に復帰して昼食を食べていたとき、同僚が思い出したように
「先週セニョリータサオリがいない間に、バス会社のお偉いさんのところにみんなで乗り込んできたのよ!」と。

聞くと、同僚の中では最後の方にこの事件を知ったDr.パティが怒り狂って単独でバス会社に乗り込もうとしたそうな。
他の同僚達も「Dr.パティが行くなら私も、私も、私も、、、」とみんなで乗り込んだらしい。

「セニョリータサオリは中国人じゃなくて日本人なのよって言ってやったわ!」と得意げに話す同僚には、感謝の気持ちは沸くものの(???そういう問題じゃないかもねー。)と心の中で大量のクエッションマークを生産しながら相槌を打った。

でもさすがDr.パティはよく出来たお人で「私たちエクアドル人は、この国にいる外国の人たちを尊重しないといけない。中国人でも、日本人でも、コロンビア人でも。」と話していたそうな。
彼女は非常にハードボイルドな人なので、私に対しては乗り込んだことも、事件のことも一切言わない。ただ陰で戦ってくれるという非常にかっこよい存在なのだ。

「今度そんな目に遭ったら、バスの番号を控えておきなさい。私たちがまたバス会社に話をしに行くから。セニョリータサオリは私達が守ってあげるから。」
とゴハンの最後に言い放った同僚。

悲しいかな守られる立場に立つのは久々のこと。
エクアドルに来て3回目の涙がこぼれた瞬間だった。

正直、この出来事を知った今でも「エクアドルはどんなに自分に嘘をついても好きとは言えないが、同僚や友人は好き。」というエクアドルに対するネガティブな想いは否めない。

2011年3月に羽田空港に降り立った際は、同期隊員達13名の中で誰よりも早くゲートを出る自信が、心意気がある。
例えどんなこしゃくな手を使っても!
もしかしたら、嬉しすぎてスライディングで出口でちゃうかもしれないよ、私。

でも、エクアドルも捨てたもんじゃないな、と思ったのも事実。

大学の尊敬していた先生が
「人との関わりの中で得た傷は、人との関わりでしか癒せない。」
とおっしゃっていたのがすごく心に残っているんだけど、まさにこれかーと思った。

失うものも多かったけど、得たものも非常に多かったこの事件。
よって女子なので、久々に記念日を意識して、この日をワンタン記念日とします。

そして、エクアドルを少しでも好きになるべく、エクアドルの素晴らしい点を挙げていこうと思う。
【その1】
野菜と果物の種類が豊富。なおかつ安い!

以上。
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結婚式
新年おめでとうございます!
みなさん、素敵な年越し&年明けを迎えられましたか?
初夢は?

私の初夢は
タイタニック号ばりの豪華客船の甲板で優雅に日焼け止め(ニベア)を塗っていると、ピンク色の大量のカバが海からごきげんな顔で船に乗り込んでくる、という「安泰」と表現するより他ない夢でした。


さて、新年最初の記事が表題の通り大変目出度いテーマとなったのは喜ばしい限りです。

先日同僚より結婚式に招かれたので、「今妊娠7ヶ月でシングルマザーになろうとしている20歳の娘のものに違いない」と思っていたら、同僚本人の結婚式だった。
彼女は47歳くらいになるのだが、すでに孫までいる。

しかしながら、以前彼女が語った馴れ初めはこう。

両親の願いで彼女は修道女になるよう育てられ、恋愛なんかご法度だったところへ今の夫が学校の売店にノートを配達に来た。そのとき彼女は「この人しかいない!」と思ったそうな。もちろん両親は大反対。結局駆け落ちという形で家を出た。その後も両親とは音信不通で、娘が誕生した4年後ようやく許しを得られた、と。
そんな状況だから、誰の援助も得られずひたすら働く毎日で結婚式を挙げられなかったそう。

結婚25年目を迎える今、ようやく結婚式を挙げられることになって、彼女は本当に嬉しそうだった。



1月2日当日、衣装がないので、浴衣で参列することに。
1人では着られないので、エクアドルでは父、母のようにお世話になっているシニアボランティアさん宅へお邪魔。
新年なので、ご馳走で迎えて下さった。

P1022496.jpg

お酒も入って、最近の自身のやりきれなさをついつい口にすると、しかるでも、諭すでも、説教するでもなく、しったかぶりでもなく、ただただご自分の経験をお話してくださった。
それは本当にすーっと心に入るお話だった。

私は相談したり、頼ったりするのが苦手で、自分で考えてある程度の結論を出してから報告をする、というタイプなでので、こういう風にお話を聞いて下さる方の存在は本当にありがたいなと思った。



4時から結婚式なのに、3時55分の教会には誰もいない。

P1022507.jpg
4時15分になり、予定が詰まってるからと新婦の到着を待たずして神父は結婚式を開始。(びっくり!)


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ドラマのように、新婦ギリギリで到着。

修道女を志していただけあって、戸籍上は夫婦でも教会で神の前で結婚を誓えなかったのは本当に辛かったそう。
また、家族との繋がりを大切にするこの国で、家族から祝福されなかったのは何よりも悲しかっただろうと思う。
よって、終始新婦号泣。
つられて私も少しだけ。

http://www.youtube.com/watch?v=9kxGFgmzaj8


P1022576.jpg
披露宴はまず新郎新婦のダンスから。

そしてイベント三昧。
ふつう新婦さんは3つのガーターベルトを身に着けているそう。
15歳までの女の子、18歳までの女の子、未婚の女性の手に渡るように。

でも今回は結婚25年目にして結婚式ということで、ちょっと特別なやり方。
新婦の身に着けるガーターベルトはすべて既婚女性に贈られる。


P1022594.jpg
外すときは、こう。
新郎が口で外す。「きゃー!」


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受け取った側も男性に着けてもらわないといけない。
これがルール。


P1022601.jpg
つづいて、愛を司る役割のこのお嬢さんのガーターベルトは未婚女性に贈られる。

この赤いドレスのお嬢さんの好きな色を当てた人がゲット。
装着を手伝うのは、会場から選ばれる見ず知らずの男性。「ぎゃー!」

そんな破廉恥なことしないといけないのなら、愛なんていりません、とひたすらハズレを祈る私。
必死の祈りが通じ、別のお嬢さんがゲット。

他にも、新郎のコサージュや赤いお嬢さんのブーケ等おこぼれにあずかるチャンスは何度かある。

でもメインはなんといっても花嫁のブーケ。


P1022607.jpg
すんません、やっちまいましたー。
あてもないのに、いただいてしまいました。
私に幸あれ!


P1022619.jpg
その後はひたすら、飲んで踊るのがエクアドル流。


P1022659.jpg
3分ごとにウイスキーを持ってまわってくる新郎。

体育会の教えは「先輩からのお酒はいついかなるときもありがたくいただくこと」
それならば、今回の主役である新郎のお酒は何がなんでもいただかなくてはなりません。

お酒は弱い方なので、だいぶ目がまわってきたが、量を減らしてもらいはしたものの、ひたすらあおり続ける。
踊ってあおる。座ってあおる。酔い覚ましに風に当たりに行ってあおる。椅子から転げ落ちてもあおる。

義理と人情、そして根性と、ど根性。

しかし、こちらの人は本当にお酒に強い。
新郎新婦も配るごとに自分もあおっている訳だから、相当飲んでいるはずなのに、
誰一人、千鳥足になったり、吐いたり、くだをまいたりしない。
ここまでの飲みっぷりは見ていて気持ちがいですな。

そんな私も苦手なウイスキーをあおり続け、眠ることも、記憶が飛ぶこともなかったのはキセキとしかいいようがない。

深夜帰宅し、屋上空を見たら寒かったからか空気が澄んで、普段は全く星の見えないキトでもたくさんの星が見えた。
見えるんだー、キトでも。


初夢
シニアボランティアによる温かいもてなし
花嫁のブーケ


1日のうちにこれだけの素敵な出来事があったのは2010年暫定1位。
2009年に置き換えてもたぶん1位。
∴2010年は良い1年になります。

みなさんにとってもより良い1年となりますよう、願っています!
今年もよろしくお願いします!
プロフィール

84(はっしー)

Author:84(はっしー)
南米エクアドルに青年海外協力隊として2年間滞在。2011年3月22日に日本に戻り、現在は逆カルチャーショックに打ちのめされる日々。

趣味はエジプト。
好きな食べ物はカレーと鮭のおにぎり、そしてキューピーコーワゴールドアルファ。

どうぞよろしくねー!

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