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2017/10
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活動開始4ヶ月以降
先月、中間報告会なるものがあり、今までの活動を振り返る機会となった。
思えば、このブログには余分なことばかり書かれ、肝心の協力隊としての活動についてが抜けている。
と、今になって気付き書くことにした。


4ヶ月目以降、少しずつ家庭訪問し、そこで出てきた問題対応のために動くようになった。
内容はほぼ貧困問題。

この問題へのエクアドルにおける国の対応策は2つ。

1つは日本で言う生活保護のようなもの。月額35ドル。(最近までは30ドルだった)
対象は65歳以上の高齢者、障害を持つ人、シングルマザー。
その他のケースは応相談。
エクアドルの物価は私の勝手な推測で、日本の4分の1~5分の1。
そう考えると月13000~15000円の支給額は無理があるのではないかと思ってしまう。
でも、そう思ったところで私には何もできない。

もうひとつは食糧支給。
対象者は同上。
ただし、都市に住む人はそれだけで対象から外される。
よって私の活動するアトゥクチョ地区は非常に貧困層の多い地区でありながら、首都というだけで外されている。

アトゥクチョ地区は、地方からの出稼ぎの方が土地を侵略し住み着いてしまったところなので、
国や行政の援助が入りにくい。
ただでさえ、エクアドル内の福祉が十分整備されていないのだから、後回しになるのも仕方ないのかもしれない。

また、アトゥクチョ地区は貧困、家庭内暴力、シングルマザー、障害、薬物など社会問題が非常に多い地区なのに、ソーシャルワーカーがいない。

それゆえ私が協力隊員として派遣されているわけだが、残念ながら力になれていないのが現実。

例えば、言葉の面。
最近になってようやく同僚から「省庁に行って情報収集してきてよい」とお許しがでた。
今までは語学力が低すぎて、「ただでさえ忙しい省庁が、まともに話せない外国人の話に耳を傾けてくれる訳がない」ととめられていたのだ。
1月に入ってからようやく、貧困問題に打つ手はないのかの情報収集のため省庁めぐりを始めたのだが、それでもまだまだ言葉が拙いのを痛感する。でも動かないと何も変わらないので理解できるまで何回も足繁く通っている。役所にしたら迷惑きわまりないであろう。

また、アトゥクチョの人々と話すときにも、「収入のこと」「家族関係」「家庭内暴力」等々デリケートなテーマがあるときに、上手く聞き出すことができない。
もうひとつ、「ほめる」、「受け止める」等の表現。ほめるなんて、傲慢なことできる立場ではないけれど、相手が
がんばっているところを賞賛したい。

これらの問題は悩んだところで全く解決に繋がらないので、お金を払ってスペイン語の勉強を開始することにした。
何の手も打たないで悶々とするよりは、まだ発展的だと思う。


続いて、外国人の壁。
家を訪問するということは、相手からしたら自分のテリトリーに知らない人が入ってくるという非常にストレスの高いできごとだ。それが外国人ならなおびっくりする。
でもこればっかりは仕方がない。
だから、訪問が定着するまで、相手が私を受け入れてくれるまで思っているよりも時間がかかるが辛抱強く。

それから、役所関係。
私はエクアドルで何の資格も持っていない扱いになる。
日本では社会福祉士、精神保健福祉士の資格を持っていることになっていたが、ここでは無資格。
よって、書類等記載してもそれは正規資料として成り立たない。
だから、エクアドル人のソーシャルワーカーにサインしてもらう、もしくは省庁に直接お願いに行くしかない。

でも、私が必死で書いた書類にあとはエクアドル人のソーシャルワーカーのサインを入れてもらうだけ、という状態で手渡したが最後、書類は行方不明に。
省庁にお願いに行っても、なかなか重い腰をあげてくれない。

情報だけでもくれないかと話しても、外国人でましてやボランティアなのでしっかり教えてもらえないことも多い。
パンフレットを渡され、インターネットで自分でホームページを見てといわれ開けば、エクアドル人IDコードがないと入れないことも。

でも、人によって対応がちがうのもこの国のよいところで、たまに親切な人は教えてくれたりもする。
こういう人を狙うしかない。



上記から私はこの地区にはエクアドル人のソーシャルワーカーが必要だと考えるようになった。
ひとつは社会資源に繋げるために。
言葉ができて、エクアドル内でソーシャルワーカーのライセンスを持った人が動いたほうが早いし、確実に決まっている。

もうひとつは、私たちボランティアは期限が来ると国に帰らないといけない。
せっかく訪問に慣れてくれた家族とも、人が変われば一からやり直しになるし、たとえ記録を残したところで人間の持つ細かな情報は引継ぎが難しい。


エクアドル人のソーシャルワーカーがなんらかの形でこの地区に来てくれることを祈りながら、じゃあ私は何をするのかというと、残りの期間、私の力でできることは大きく2つ。
1つは実態調査。
前述の通り行政の手が届きにくいこの地区。貧困世帯、障害者数、福祉サービスの有無、社会的問題の種類、未就学児童、どのようなサービスが必要か等々把握できていない。
また、この地区には教会の行う無料の食事サービス、衣類の供給等もあるらしいが把握している人はいない。
さらにこのような情報を得られる人はいくつも利用しているが、情報にさえたどり着けない人もおり、サービス利用に大きな偏りがある。
同僚達も非常に気になっている点だそうだが、日常業務で手が届かないそう。
実態調査と福祉サービス情報の整理。空き時間の多いボランティアならではできる作業であろう、と思う。
客観的データを残すことで、この先アトゥクチョ地区に福祉サービス等を申請する際、行政へ訴えやすいのではないかとも思う。

2つめは地域住民の繋がりの場を提供。
近所付き合いもなく、家族で、もしくはシングルマザーのお母さん一人で問題を抱え、辛い思いをしている人々の存在を知ったため、私の職場セントロメディコに人が集うようになればよいと思う。
私もエクアドルの制度や、アトゥクチョのサービスを調べ、整理していく予定だが、お母さん達や住民のみなさんが持つ情報は新鮮で、有意義なものが多い。
集まる場さえあれば、まちがいなく会話が弾むのがエクアドルの人々の特徴。
私は日本の文化紹介(折り紙、紙芝居、箸の使い方etc)を媒介に子供達を集め、子供が遊んでいる間お母さん達が井戸端会議で近所の繋がりを深め、情報交換をしてくれればよいと思う。


以上、半年分くらいの活動内容をひといきに書こうとずっこいことをしたので雑になりました。すみません。
青年海外協力隊特にソーシャルワーカーに興味をお持ちの方、ご質問があれば直接メールください。
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(非公開コメント受付中)

No title
さおちゃん、。
とっても素敵。
なんだか改めて尊敬しました。
ちゃんと自分にできることと、任地に必要なことをしっかり見つめなおして
考えてる。
私ももう一度自分のできること、この地域の人が必要としていることに目を向けてみようとおもう。
ありがとう。
Re: No title
→はる族長

こちらこそありがとう!
見極めに1年弱かかったわりには、すごく内容の薄い計画だけど
100個計画して、2個しかできなかったっていうより、
2個計画して、2個ないしラッキーなことに3個できましたって言うほうが
私の性格にあうかなあと。

「私にできることと、私にできないことの見極めを的確に行う」
これははるちんとのメールのやりとりで改めて大切にしようと思ったことだよ。
ありがとう!
プロフィール

84(はっしー)

Author:84(はっしー)
南米エクアドルに青年海外協力隊として2年間滞在。2011年3月22日に日本に戻り、現在は逆カルチャーショックに打ちのめされる日々。

趣味はエジプト。
好きな食べ物はカレーと鮭のおにぎり、そしてキューピーコーワゴールドアルファ。

どうぞよろしくねー!

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