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2017/04
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お葬式
先日、歯科医ジーナのお父さんが亡くなった。
本当に突然のことだった。

ある朝職場に行った私にそのことが告げられ、お通夜に参加するために片道3時間の土地に移動。
こんな日に限って、サーモンピンクのカーディガン、
ショッキングピンクのヒップバッグで登場した私はアホとしかいいようがない。

同僚は職場に近いので着替えに行ったり、家族に喪服を持ってきてもらって準備万端。
私はといえば、カーディガンを脱ぎ、半袖の白Tシャツになって、周りがダウンジャケットを着込む中「全然寒くなんかありませんよー。」という頑張りを見せる。

お通夜は日本とよく似ている。
P5274787.jpg
市役所の小さなサロンを借りて、棺とお花と写真を飾る。
ところがジーナの家族は数年前に画家に描いてもらったお父さんの肖像画を持っていたので、それを飾っていた。
こんなことを想像だにしない頃のお父さんのよい表情がよく出ていて、ステキだと思った。


ジーナの故郷に来たことがあるのも、ジーナの家族も親戚も知っているのも同僚の中で私だけだったので、土地勘はあったし、すぐに親戚や姪が「サオリー」と声をかけてくれて迷わず、少しは役立った。

去年の8月にこの土地を訪れた際にジーナが散歩に連れ出して、何気なく「こんな所に市役所があるのよ。」と話していたことを思い出した。
そのときは、なんでこんな説明をするんだろうー?と思ったけど、今回まさにその市役所が会場で、さらにこの土地で出会った人々がなんやかんや私の顔を覚えてくださっていて、それが役立ちはしたものの準備されていたように感じて恐かった。

お通夜を終えて帰ろうとすると、ジーナがしきりに
「サオリさえよければここに残って、明日も参加してね。」と言う。
私は半袖Tシャツに限界を感じていた上、
これがなくては身動きが取れないコンタクトレンズの替えがないので丁重にお断り。
すると同僚達が「ジーナはサオリに残って欲しいのよ。残りなさい、残りなさい。」と命令。
悲しみの席を共にすることは自分にとって負担が大きいし、文化が違うのでお手伝いもできないから「なんで私がー?」とちょっと困りながらも参加を決める。
それでもコンタクトレンズ問題は避けられないので、一度帰って明日出直すこととする。

翌日6時自宅発。
この日は市の教会に移動してミサ。
P5274791.jpg
ジーナの弟さんが軍隊のお偉いさんなので、軍人さんが棺を教会まで担ぐ。
かなり大きな教会が参列者でいっぱい。


P5274794.jpg
私はなぜか親族扱いになっており、最前列にいたのだが、咳がひどく、一度先を外す。
するともう中に入れないくらい人がいっぱい。

今度は墓地までみんなで行列を成して、小1時間歩く。
この間、マーチングバンド(?)が行列を先導し、軍人さんが棺を担ぐ。
P5274795.jpg
棺は木製でかなりの重さがある上、お父さんもかなり大きな人だったので、相当な重量。
霊柩車が横を走っているにもかかわらず、それでも担ぐ。

途中、泣きすぎて失神する家族もいる。
弟さんは立場上泣けないのであろう、途中からサングラスをかけていた。

私は亡くなった方のお顔を拝見するのが苦手なので、お父さんのお顔は見ていない。
だから、亡くなった実感はない。
でも、知っている人々がここまで悲しみにくれる様子を見るのはつらいなーとだけ思った。

エクアドルの人々は日本人よりも感情表現が豊かな気がする。素直な気がする。笑う、喜ぶ、怒る、悲しむ、驚く。子供でも、大人でもお年寄りでも。そういうところが私の好きなところでもある。その分、悲しみもしっかりすぎるほど出す。日本に比べ家族関係が濃い上、一緒に住んでいれば当然のことかもしれないが。

この後、埋葬。
私は土に埋葬するとばかり思っていたので、
この建物型のお墓に棺を納めると知って安心。
P5274798.jpg
埋葬するときもみなさん号泣。
でも最後の言葉は「お父さん、ありがとう。」
この「ありがとう。」が大声で繰り返される。
お別れの言葉として、なんて素敵な言葉なんだろうと感心。

人のお墓の上に乗って、様子を見届ける人々。
日本だったら考えられない。
P5274799.jpg


ちなみに、今回のお葬式に関しては、ジーナから写真を撮るように言われています。
お父さんが学校の先生だったことで、外国人である私に非常に興味を持ってくださっていて、反対にエクアドルの文化も知ってもらいたいと思ってくださっていたようで。

結婚式、出産、新年、お葬式、とこの1年ちょっとで
あらゆるイベントに立ちあわせていただけたことに感謝したいと思う。
でもお葬式だけはもう出たくないなー。みなさんお元気でいてほしい。



最近好きな曲。
http://www.youtube.com/watch?v=DR6ED6lvkb4
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(非公開コメント受付中)

No title
お葬式ってできればでたくないよね。それにしても盛大なお葬式
やねぇ。列席者も多いし。
こっちのお葬式は喪服っていう感覚がなくて、通常通り着飾っていくのよ。
だから、パーティいくの?って聞いたら、「誰それがなくなったからお葬式
なのよ。」なんて言われたり。びっくりします。
エピソード
スリランカも、亡くなった方の棺をかついで道路をぞろぞろ歩きます。
ちなみに、こちらの喪服は白。

今まで、バスの中から数回見かけただけだけど、ある時、
数人の乗客が、その棺の横を通り過ぎる際に、
シートから腰を浮かすように立ち上がりました。
その瞬間、感動してしまった私。

これは大きな寺院の前を通り過ぎる時も、敬虔な仏教徒がするのですが
どうやら敬意を表す仕草のようです。
見ず知らずの人の亡骸に敬意を示す、なんか胸がジーンとしました。
こちらに来て感動したエピーソードです。

ジーナは、さおちゃんがいて慰められたんだろうね。彼らに心から受け入れられているアナタって素晴らしい!
Re: No title
→sacchin

そうそう、もう出たくないね。
負のパワーが強すぎる。

パーティーかお葬式かわからない気飾りってすごいね。
でも、着飾って見送るのもありだと思うなー。
Re: エピソード
→hirokoさん

喪服が白いの!?意外!!!
前に「日本は葬式の時、白か黒か?」って聞かれて「???」ってなったのを思い出した。
そういう国があるんだ!

見ず知らずの方や遺族に敬意を払うってすごいね。
育ちがいい気がするよ。
それだけで、遺族の悲しみが少しは軽減するかも。
いつまでも残していただきたい習慣。
No title
私もホストファミリーのお父さんが亡くなった時のお葬式、
家族がいっぱい写真を撮って。と。。。

日本だったらタブーでしょ…と思うんだけど、家族はむしろ撮ってと。
だから一杯撮ったさ。

トンガのお葬式もすごい。
1週間続くし、毎日夜通しだし。
そしてお墓まで練り歩く(警察の車が先導)←これで渋滞が起こるし

所変われば文化・習慣が変わって、でもそれを理解して欲しい、と言ってくれる
身近な人に出会えたことは大切なことだよね。
お疲れ様ー
Re: No title
→maikoちゃん

日本と全然違うよねー。
ほんと、写真はタブーだと思ってた。

しかし、夜通しで1週間はつらいねぇ(笑)
遺族の方々は心身共に疲れ果てるよね。
でも、自分の親族や今回のお葬式を通して学んだことは、
お葬式の時の忙しさや疲労は絶対必要だってこと。
あれがなかったら、悲しみに浸る時間は増えるは、
寝つきは悪いはで大変だと思う。
その忙しさが過ぎ去った後がこわいけどね。

もうお互いお葬式に出ることがないといいね。
プロフィール

84(はっしー)

Author:84(はっしー)
南米エクアドルに青年海外協力隊として2年間滞在。2011年3月22日に日本に戻り、現在は逆カルチャーショックに打ちのめされる日々。

趣味はエジプト。
好きな食べ物はカレーと鮭のおにぎり、そしてキューピーコーワゴールドアルファ。

どうぞよろしくねー!

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